情報を手に入れる 10
技術マトリックスが、比較的あいまいな情報をもとに作成することが多いのに対し、パテントマップはかなり確実な情報をもとに作成されます。
したがって、パテントマップはかなり精度の高い情報として取り扱うことができます。
例として分野別の特許件数や実用新案件数の年度推移のパテントマップがあげられます。
ある技術分野についてのパテントの数が年々どのように変化していくかをみれば、その技術分野の成長がうかがえ、その将来が予測されます。
同じように、特許件数と実用新案件数の年度推移も、その技術分野の成熟度を示す指標となります。
化学肥料と遺伝子工学の分野における公開特許件数と公開実用新案件数を両軸にとったパテントマップをみると、いろいろなことがわかります。
化学肥料は特許件数が頭打ちになったところで実用新案件数が増え、以後、両者とも減少しています。
明らかに化学肥料業界の開発努力に衰えがみられます。
これに対して、遺伝子工学は特許件数が急激に増大している割に実用新案の件数がほとんどなく、研究開発の成果が実用化にまで至っていない若い業界であることがわかります。
・・・ただこのようなパテントマップは企画における意思決定の資料とはなりますが、問題の発見には直接つながりません。