歴史について
1291年8月1日、ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの原始3州が、既得権益であった自由と自治を守るため、盟約者同盟を結成。
この日が、スイス建国の日とされている。
1315年、モルガルテンの戦いにおいて、農民兵で構成される同盟軍が、ハプスブルク家の精鋭部隊に大勝する。
その後、加盟州を増やしていくが、各州間では宗教改革などをめぐって争いが絶えなかった。
1648年、ヴェストファーレン条約によって正式に神聖ローマ帝国からの独立を達成。
1798年、フランス総裁政府からの強力な圧力を受け、傀儡国家のヘルヴェティア共和国が成立する。
近代憲法に基づく中央集権国家であったが、スイスの国情に合わず1802年に瓦解。
翌1803年、ナポレオンの仲裁により従来の盟約者団が復活。
1815年のウィーン会議で、国家としての「永世中立国」が認められた。
1848年に連邦憲法を制定したが、国家連合としての性格が強かった。
連邦国家体制が確立するのは、1874年の改正連邦憲法以降のことである。
第一次世界大戦でも武装中立を維持したため、1920年には国際連盟の本部がジュネーヴに設置された。
続く第二次世界大戦でも、フランスの降伏により四方を枢軸国のドイツとイタリアに囲まれながら、アンリ・ギザン将軍の指導のもとでなお武装中立を維持していたが、戦後になって中立違反についての多くの批判を受けることになった。
第二次世界大戦後に設立された国際連合には、その設立の経緯から見て公平中立な国際機構とは言い難いことと、それに加えて国際連盟での苦い経験もあって、半世紀以上の長きにわたって加盟していなかったが、2002年9月10日に国民投票の結果を受けて190番目の加盟国となり、永世中立の国是が大きく揺らぎ始めている。